読書の時間 (7)

ひかる石のおはなし

小手鞠るい 作/酒井以

ひかる石のおはなし

読書の時間 (7)

ひかる石のおはなし

小手鞠るい 作/酒井以

ママの死を知ってから、ショックで言葉を失った小学生の楓は、学校の帰り道、光を放ち、言葉も喋る石と出会う。驚いた楓が石を持ち帰り、部屋でこっそり会話をしたのだったが、その様子を目撃したパパは、ママと一緒に化石の森で見た命と石の大きな循環を話す。手の中の石に命の不思議を見出した楓は、石とのおしゃべりでママの声を聞いたように思い、はじめて心に明るい気持ちが戻り、再びパパと喋り出すのだった。

  • 全国学校図書館協議会選定図書
定価
1,320円 (本体1,200円+税)
判型・頁数
A5変型判/95ページ
ISBN
978-4-251-04477-8
Cコード・NDC
C8393/NDC913
初版
2021年3月
対象
小学校中学年から

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読者のこえ

  • 最初はしゃべれなかった楓くんが、最後にはしゃべれるようになり、お父さんも色々とお母さんの事を話してくれ、心が通いあったように思いました。(9歳・女性・愛読者カードより)
  • 家族の大切さを改めて知ることができました。ひかる石のメッセージで明るく、たくさんしゃべれる男の子になったんだと思います。(9歳・女性)
  • 昔からあったものは大切だと思った(こここここ・9歳・女性)
  • どうなるのか、どうなるのか と話の展開をすごく期待していて、ひかる石 というお話ですが、話の途中に光る言葉がたくさんあって、驚きました。 私もお話を書いてみたいと思い、小手鞠るいさんの『ひかる石のおはなし』を 集中して読ませていただきました。 こんなふうに お話を書くんだとすごく勉強になりました。 酒井似さんのイラストが大好きで、今回も82ページから83ページが一番印象に残りました。(ホーリー・37歳・女性)

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