単行本 (46)
時をつなぐおもちゃの犬
ママが大切にしている古い犬のおもちゃの秘密とは!?
イギリスの12歳の少女チャーリーの母は、木で作られた古い犬のおもちゃ「リトル・マンフレート」をとても大切にしている。どうしてそんなに? とチャーリーは不思議に思っていた。それが、1966年、イギリスへサッカーのワールドカップを見に来た初老のドイツ人と出会ったことで、犬のおもちゃの過去が明らかになる。戦争の悲劇と友情の記憶が、長い時をへだてて次代の子どもたちに語られる。切ないほどに温かな物語。
- 第60回青少年読書感想文全国コンクール課題図書
- 日本図書館協議会選定図書
- 定価
- 1,430円 (本体1,300円+税)
- 判型・頁数
- A5変型判/143ページ
- ISBN
- 978-4-251-07305-1
- Cコード・NDC
- C8097/NDC933
- 初版
- 2013年6月
- 対象
- 小学校高学年から
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読者のこえ
- 最初表紙にせんとう機の絵や軍艦の絵があったので戦争が関係あるとは思っていたけど、おもちゃの犬「リトル・マンフレート」に悲しい話があったとは思わなかった。どんな時代でも戦争は人に怒りと悲しみ、うらみをあたえるだけだと再度心に強く感じた。しょうらい大人になったら帝国戦争博物館に行きたいです。(10歳・男性・愛読者カードより)
- 戦争の悲惨さと人の温かさがとつとつと語られ、まるで語り部からお話を聞いているようでした。静かなお話が心にじわっと染みてきて、ぜひ子どもたちにも読んでほしいと思いました。(匿名希望・女性)
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