
あかね・新読み物シリーズ (25)
本の妖精 リブロン
図書室は、不思議な世界との秘密の扉!
転校生のアミは、初めていった図書室の書棚で、ぐうぜん、虫のような小さな男の子に出会いました。それは「本の妖精リブロン」と名乗り、虫食い穴がいっぱいの葉をアミに見せて、「1冊本を読み終えて返したら、一個虫食い穴がうまる。全部うまったら、ごほうびあげるぜ。」と言います……。そして、数日後、そのごほうびに、リブロンはアミを信じられない不思議な世界につれていったのです! 本の楽しさを伝えるファンタジー。
- 日本図書館協議会選定図書
- 定価
- 1,210円 (本体1,100円+税)
- 判型・頁数
- A5変型判/121ページ
- ISBN
- 978-4-251-04155-5
- Cコード・NDC
- C8393/NDC913
- 初版
- 2007年10月
- 対象
- 小学校中学年から
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読者のこえ
- 私もこの主人公のように本が好きなので、こういうタイトルの本は無条件に購入してしまいます。この主人公が、物語前半で、友人の誘いを断わったこと、友人にプイと向かれてしまった時はちょっと心配したりもしました。そんな気持ちのまま本の中の世界へ行ったことも気がかりでしたが、だまされずに物語を展開させられてよかったなと思いました。無事に元の世界へ戻ってきて本を返せたこと、担任の先生にも、友人にも理解してもらえて本当に良かったと安心しました。この本のさし絵がとっても奥行きのあるステキな絵もいいですね!私の持つ妖精のイメージも少し変化しました。私がもし本の世界へ行けるとしたら!? ちょっとこわいですけれど…。(34歳・女性・愛読者カードより)
- アンデルセン童話の心髄がいろいろな形で再現されていて著者の想像力と構成力に感心した。又、イケメンの男性に憧れる現代の日本の少女の姿が描かれている点に若者の現代性が出ていて好感をもった。(愛読者カードより)
- 木の葉のスタンプ帳をもらって、いっぱいになったらごほうびがもらえるっていうところは、子供なら、いえ、大人でも嬉しく、楽しい気持ちになりました。アミが、チカの誘いを断った時の、どうしてもっとうまくいえないのだろう…。と自分を非難する気持ちが、痛いほどよくわかり、チリリリンと心の中で鈴が鳴りました。「本の妖精リブロン」のタイトルにも、私は強くひかれ、わくわくするような気持ちで読みました。(40歳・女性・愛読者カードより)
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