単行本 (18)
本朝奇談(にほんふしぎばなし)天狗童子
日本のファンタジー作家の第一人者、
佐藤さとるの待望の新作!
戦国時代の上州否含山に、年老いた山番がいた。名は与平。笛の名手だ。ある夜与平の前に大天狗さまとカラス天狗が現れ、「九郎丸に笛を教えてやってほしい」と頼んだ。与平が引き受けると、大天狗さまは突然カラス天狗九郎丸のカラス蓑をはいだ。すると、カラス天狗はりりしい少年に変身したのだった!
- 第37回赤い鳥文学賞
- 第21回赤い鳥さし絵賞
- 日本図書館協議会選定図書
- 定価
- 1,760円 (本体1,600円+税)
- 判型・頁数
- A5判/311ページ
- ISBN
- 978-4-251-09837-5
- Cコード・NDC
- C8393/NDC913
- 初版
- 2006年5月
- 対象
- 小学校高学年から
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読者のこえ
- 本屋で「天狗童子」」に出会い、一気に読みました。始終ワクワクドキドキしながら胸躍らせて読了しました。洞天地の仕組みのくだりや、出会った狐があの時女の子に化けたわけなど、わあと驚き関心しつつ、なんとも魅力的な人々(天狗含)に胸があたたかくなりました。美しい笛の音が耳に残るような気がします。素敵な物語をありがとうございました。(30歳・女性・愛読者カードより)
- 本当に久しぶりの佐藤さとるさんの長編小説でした。小学校の時に「赤んぼ大将」のシリーズを読んでからのファンですが、今になって新しい長編小説を読めるなんてとてもうれしいです。(37歳・女性・愛読者カードより)
- さすがに実力も知識も豊かな著者らしい「すごい童話」になっていると思います。大変な努力と気力を注がれた名作と感じました。(75歳・女性・愛読者カードより)
- 書評を見て、すぐ本屋さんに注文しました。天狗童子っていい感じですね。年をとってますます私は、子供さんむけの本が好きになりまして、病後で、楽しく、ゆっくりと見ました。ユメがあっていいですね。絵も面白いし、一気に見ましたけどね、又ゆっくりと見るつもりで参ります。こういうユメのある物語りを又書いて下さい。羽根があったら、私も飛んでみたいですね。ありがとうございました。(88歳・女性・愛読者カードより)
- ほんとうに面白かった。久しぶりに本というものを堪能しました。読み終えるのが惜しいような思いで、何日もかけて楽しみました。画もよかった。こんな美しい話を書く人がまだいたのですね。最良のファンタジーをありがとうと心から申し上げたい。コロボックルもこれから読もうと思っています。(80歳・男性・愛読者カードより)
- 佐藤さとるさんのものは、初めて読みました。暖かみのある筆はこびは、ほっこりとした炉辺を思わせるものがあります。日本の風土に溶け込んだ心の深みをそっといつくしんでおられることが伝わってきます。私は唯今、孫の読書指導に打ち込んでおりますが、とても良い本に出会ったと、感謝しております。村上豊さんの挿絵は、相変わらず素晴らしいですね。孫と一緒に絵に見とれ、朗読させて、共に楽しみ拡げております。(75歳・男性・愛読者カードより)
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