スクラッチ
スクラッチ
コロナ禍で「総体」が中止になったバレー部キャプテンの鈴音。美術部部長の千暁は出展する予定の「市郡展」も審査が中止。「平常心」と自分に言い聞かせ「カラフルな運動部の群像」の出展作を描き続ける千暁のキャンバスに、鈴音が不注意から墨を飛ばしてしまい…。コロナ禍で黒く塗りつぶされた中三の夏。そのなかでもがきながら自分たちらしい生き方を掴み取っていく中学生たちの、疾走する”爪痕”を描く物語。
- 全国学校図書館協議会選定図書
- 第47回日本児童文芸家協会賞
- 第69回青少年読書感想文全国コンクール課題図書
- こども家庭庁こども家庭審議会推薦児童福祉文化財
- ホワイト・レイブンズ203選出
- 定価
- 1,650円 (本体1,500円+税)
- 判型・頁数
- 四六判/20×14cm/333ページ
- ISBN
- 978-4-251-07312-9
- Cコード・NDC
- C8093/NDC913
- 初版
- 2022年6月
- 対象
- 中学生から
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読者のこえ
- コロナ禍で様々な制約を受けながらも一生懸命に生きる多感な中学生達。軽快なテンポで進むストーリーの心地よさ、いつの間にか中学生に戻って主人公達と共にいる自分。そして最後に見えた希望…。文頭の表現に引き込まれ一気に読みました。(女性・愛読者カードより)
- 小6のころコロナで私は修学旅行が中止になりました。そう思うと千暁や鈴音の我慢がとっても伝わりました。最後の県展はどんな作品か想像しかできないのは悔しいけれど、きっといい作品なんだろうなと思いながらこの本を読むことができました(ゆうと・14歳・男性)
- 鈴音の豊かな感情と、それに振り回されつつも冷静な千暁が変わらないまま成長していく様を描写していて、非常に面白かった。読者を引き込む力が強くて、綺麗に完結させたにも関わらず「続きが読みたい」と感じてしまった。(怜・14歳・男性)
- 共感できるところがたくさんあった。(いっちゃん・14歳・女性)
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お知らせ
- 2023/7/21
- 歌代朔先生によるワークショップを開催(8月12日)
- 2023/7/21
- 歌代朔先生によるワークショップを開催(7月30日)
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