百人一首大事典
ビジュアルでわかる百人一首の決定版!
監修 吉海直人

光琳かるた 他 絵図解説を掲載
定価5,500円(本体5,000円+税)/A4判/143ページ
小学校高学年以上向き/ISBN978-4-251-07801-8
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豊富な資料で百人一首の世界を徹底解説!
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1 歌をあじわう
  くわしい歌の意味や、歌がよまれた時のようすなどを解説しています。
2
  この本では、歌に合わせて、グループをつくりました。歌を覚える時に役立つ、漢字の読み方と現代の読み方をつけています。「意味」では内容を現代語で表し、言葉を補ってよりわかりやすくしました。
3 作者しょうかい
 

歌をよんだ人の名前、作者の生まれた年となくなった年、作者がどんな人だったのかがわかります。

4 ↓(矢印)は、関連ページを示しています。言葉や人名などの情報がほかのページにある時に、↓を使っています。
5 歌の番号
  『小倉百人一首』で使われている、歌につけられた番号です。ほぼ歌のよまれた年代順に、1〜100の番号がつけられています。
6 歌に関連した話題
  歌の背景や言葉、作者につながりのある話題や情報です。
7 イラスト・写真
  歌の内容を理解しやすいようにイメージした、イラストや写真です。
8 歌の種類
  「四季の歌」、「恋の歌」、「日々の思いの歌」、「かるたについて」、「さくいん」をまとめました。

本事典の特長
◎理解が深まる
歌の内容、作者、当時の暮らしなど、百人一首を知るためのポイントを網羅しています。
現代とは違う当時の風俗、イメージしにくい情景などを豊富なビジュアル資料により理解することができます。
重要なテーマは、コラムや特集ページでくわしく解説し、より深く理解できるようにしています。
◎楽しみ方が大きく広がる
四季の歌、恋の歌など、独自の分類によって、歌をイメージしやすく、暗誦するのに役立ちます。
上の句、下の句、作者名の三つのさくいんから、歌を探すことができます。

本事典の内容
百人一首の成り立ち
百人一首の歌と歌人
貴族の暮らしと遊び
第一部 四季の歌
  春/夏/秋/冬
第二部 恋の歌
  ひみつの恋/会えない恋
  恋のなみだ/恋のはげしさ
  恋のつぶやき/自然にたとえた恋
第三部 日々の思いの歌
  旅の歌/宮中での歌
  世の中を思う歌/昔をしのぶ歌
かるたの歴史
かるたの遊び方
さくいん
  上の句/下の句/人名
   
■著者紹介
監修 吉海直人(よしかい・なおと)
同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科教授。1982年、國學院大學大学院修了。博士(文学)。専攻は、平安・鎌倉時代の物語および和歌文学研究。特に「百人一首」の研究の第一人者で、著書に『百人一首への招待』(筑摩書房)などがある。
 
■推薦のことば
(社)全日本かるた協会会長
山下 義(やました・ただし)
 時代を超えて小倉百人一首が愛され、親しまれてきたのは、今でも私達の心に通じるものがあるからです。競技かるたは歌を正確に覚え、詠まれた札をいかに早く取るかを競う室内スポーツで、競技に熱中している時は歌を味わう余裕などないのが常です。
  また、お正月にご家族でかるたを楽しんでおられる皆さんも、札の奥に目を向け、歌が詠まれた背景や作者達に思いを馳せてみて下さい。かるたがさらに面白くなるはずです。本書は子供から大人までどなたでも百人一首に親しめるお薦めの一冊です。
 
(財)冷泉家時雨亭文庫理事長
冷泉為人(れいぜい・ためひと)
 大判で字が大きく、カラフルで美しく理解しやすい本である。百人一首の和歌それぞれを想起させる写真、イラスト、地図などが効果的にビジュアル化されている。
 遠祖の定家卿も、今回の百人一首には驚いておられるであろう。ビックリし、微笑んでいらっしゃるかも。
 百人一首は、「日本人の心」を象徴的に表現したものである。すなわち平安朝の貴族の生活をはじめ、遊びや恋愛などを通して詠まれた和歌は、当時の四季折々の景趣、名所(歌枕)、風俗などに平安貴族の雅な自然観、美意識など、今日につながる「日本人のこころ」が明確に表現されている。

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