悲しい本 SAD BOOK
悲しい本 SAD BOOK
定価1,540円(本体1,400円+税)/30×22.5cm/32ページ
小学校低学年以上向き/ISBN978-4-251-00941-8
 受賞!
産経児童出版文化賞(美術賞)
テレビ、新聞など各メディアで絶賛!!
どうしようもなく悲しいとき
この本をひらいてみてください
★ ユーモアに満ちた子どもの詩で名高いイギリスの詩人マイケル・ローゼンの原作を、イギリスを代表する児童文学作家クェンティン・ブレイクが情感豊かに描き出し、詩人・谷川俊太郎の心にしみる翻訳でおくる、“悲しみ”を深く静かに描いた絵本。
「息子のエディのことを考えるときがいちばん悲しい。エディは死んだ。私は彼を愛していた。とてもとても深く。でも、彼は死んでしまった。」
 この絵本は、最愛の息子を失った一人の男の独白によって綴られる。男は、さまざまなやり方で、その悲しみから逃れようとするが、いつしかまた悲しみの底に引き戻されてしまう。絶望の底に沈んだ男を、悲しみから解放するのは、幸せの中にあった頃の記憶、そして……。
 愛する者の死がもたらす悲しみを、徹底して見つめる中から浮かびあがる、命あるものへの慈しみと、深い慰めを描いた感動の絵本。
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愛する者を失った悲しみを
深く静かに描いた感動の絵本
悲しみという感情を知らない人はいないだろう。
人はさまざまな悲しみを経験する。
すぐ忘れてしまえるような
小さな悲しみ、
その人の一生を決定するような
深い悲しみ、
理由がある悲しみ、理由のない悲しみ、
苦い悲しみ、甘い悲しみ……
悲しみが人を死に追いやることがある、
悲しみが人をより生き生きと
生かすこともある。
だがどんな悲しみにもまして
つらいのは、
愛する者を失った悲しみだろう。
作者は、どうにもならない悲しみを、
悲しみに溺れない詩人の目でみつめる。
そしてそういうひとりの男の姿を、
画家は共感とともに
ユーモラスに描きだす。
<谷川俊太郎>
オンライン書店bk1でも好評発売中!

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